こんにちは!わたMANです。
今回は、大石哲之著『コンサルが一年目から学ぶこと』という本の紹介をしていきたいと思います。
この本はコンサルティング会社に勤める人だけでなく、全てのビジネスパーソンが読むべきビジネスにおいてのベーシックスキルが書かれた本です。
外資系のコンサル出身の著者が、今日から使えるスキルを30個厳選しています。
本ブログではその中から、私が気になった7つの項目をピックアップして書いていきたいと思います。
- 1. 結論から話す
- 2. 数字というファクトで語る
- 3. 相手のフォーマットに合わせる
- 4. 相手の期待値を把握する
- 5. 上司の期待値を超える
- 6. 常に自分の意見をもって情報にあたる
- 7. コミットメント力を学ぶ
- まとめ
1. 結論から話す
この言葉誰しもが一度は聞いたことがあると思います。
それでもこの本に書いてあるということは、コンサルタントとしての仕事の上で、最も役に立ち、とても重要なコミュニケーションの鉄則だからです。
コンサルティングの業務は、メール、メモ書き、上司とのやりとり全て結論から言うことが徹底されているそうです。
結論から話すメリットは、やはり短時間で相手に必要なことを伝えられるということだと思います。
著者は結論から話す方法論として、PREP法というものを紹介しています。
PREP法は
Point=結論
Reason=理由づけ
Example=具体例
Point=結論の繰り返しで締める
の4つの頭文字を並べたものです。
普段話すときもPREP法を意識して話したいですね。
2. 数字というファクトで語る
感覚的に把握している問題を、
実際に「数字」に落とし込み、「証拠」にすることで、人を納得させる。
コンサルタントの業務は、1年目だとしても 年上で経験豊富なクライアントと話すことがあるそうです。
その際に重要となるのがファクト、つまり事実です。
自分の経験や思いから話すのではなく、事実を述べることで説得力が増します。
特に数字は動かしようのない事実であり、相手を説得させるためには一番重要な武器となります。
新人は経営やコンサルティングに関して、全く知識や経験がありません。
そのため、事実を数字で示すことによって自分の価値というのを高めることができます。
1年目や2年目の新人こそ数字武器にして、 信頼を勝ち取っていく必要があると考えます。
3. 相手のフォーマットに合わせる
究極の伝え方は、
徹底的に相手の土俵に合わせて伝えること。
相手の言葉、考え方、伝え方のクセを研究し、それに合わせて伝える。
文書は、相手の用いるフォーマットに合わせて、作成する
相手にわかりやすく物事を伝えるためには、 徹底的に相手の土俵に合わせるということが必要になってきます。
きれいな報告書や企画書を作ったとしても、相手に伝わらなければ全く意味がありません。
自分が うまく伝えられたと思っていても、相手が理解を示していなければ、それはただの自己満足に過ぎないのです。
相手に究極にわかりやすく伝えるためには、相手の土俵に合わせることが大事だと述べています。
著者の先輩はかつて、クライアントが過去に作った資料を読み込み、説明の順番や流れを徹底的に洗い出したそうです。
そして、クライアントの思考パターンに沿った資料を完成させました。
それだけでなく、スライドのフォントや色合い等の細部にまでこだわり、クライアントが自社の人間に説明する様子まで想像していたそうです。
ここまで顧客のことを考える徹底さは、どの業界にも必要だと思います。
4. 相手の期待値を把握する
相手の期待を超え続けることがビジネスの基本。そのためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がある。
著者はビジネスをする上で一番大事なことは、相手の期待を超え続けることだと述べています。
また著者は、こんなことを述べています。
求められていないことに時間を使っても、クライアントからも上司からも評価はされないのです。まずは、相手が何を期待しているのかを正確に把握する。相手が期待する中身がわかったら、それを絶対に外さない。そして、相手の期待値以上の成果を出す。常に出し続ける。
求められていないことに時間を使っても評価されないというのは、 無駄な努力をしても意味がないという言葉に言い換えることができます。
努力は必ず報われるという言葉がありますが、 実際には正しい努力をした人は報われるというふうに私は思っています。
コンサルという仕事においても、ただ闇雲に作業に取り組むのではなく、まずは相手が何を期待しているのかを正確に把握することが大切だと著者は述べています。
そして、相手の求めていることが分かったら、それを絶対に外さずに期待以上の成果を出す。
これがビジネスの全てだと。述べています。
5. 上司の期待値を超える
1年目の新人にとっては、上司の期待に答えることが重要になってくると思います。
そして更に調子の期待を超え続けていくことがビジネスパーソンとして成長を早めていきます。
上司の期待を超えるには、上司の命令を正確に把握して理解する必要があります。
部下が上司から仕事を受ける時に確認すべきとポイントとして、以下の4つをあげています。
①その仕事の背景や目的
② 具体的な仕事の成果イメージ
③ クオリティ
④優先順位・緊急度
上司の中には説明するのが面倒だという人もおり、あまり言葉で伝えてくれない人もいます。
しかし、認識のズレをなくすためにも、しっかりとこの4つに関しては質問しておいた方がいいと思います。
部下からしても、上司の期待値を把握できれば無駄な努力をせずに上司が満足いく成果を出すことができるので、結果的に仕事の効率も良くなります。
6. 常に自分の意見をもって情報にあたる
ビジネス能力を向上させるのは、 情報量ではなく、考えること。考えるとは、自分の意見をもつこと。
私は、この文章を読んで思わずハッとさせられました。
今まで情報のインプットばかりして、自分では大して考えず満足してばかりの日々だったので 本当に目からウロコでした。
よく本を読んだだけでは意味がないと言いますが、自分で考えることをしていないからだと思いました。
確かに情報をたくさん知っていることはビジネスにおいて有利になるかもしれませんが、もっと大事なのは自分で考える能力だと思いました。
考えるということは、自分の意見を持つことだと著者は述べています。
自分の意見を持つ方法として
答えを知る前に1分だけ自分で考える時間をつくる
という簡単な方法論を述べています。
最初は自分の意見が間違っていたり稚拙だったりしても構いません。
とにかく自分で考えるという機会を作ることが、ビジネス能力を向上させる 一歩となるのです。
7. コミットメント力を学ぶ
がんばることにコミットしてはいけない。社内の上司にコミットしてはいけない。自分の成果に対してコミットすること。常に自分が貢献する相手にコミットメントをもつ。
著者は、仕事に対するコミットメントについて
約束したことは必ずやり遂げること
であると定義しています。
ビジネスシーンにおいては お客様から信頼を得ることが非常に重要となってきます。
信頼を得ることで次のチャンスにつながり、利益を生み出すことができるからです。
そしてお客様から信頼を得るためには、高いコミットメント力が必要になります。
コミットメントの観点においては 常にお客さんを起点に考え、一度約束したことは何があってもやり遂げる。
そのような気持ちで 仕事に向き合うことが大事だと述べています。
まとめ
今回は、大石哲之著『コンサルが一年目から学ぶこと』という本の紹介をしていきました。
私はこの本を読んで、まだまだ社会人としては半人前なんだなと実感させられました。
この本は、今自分に足りていないスキルは何かを確かめるために、何度も読んでいきたいと思いました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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