こんにちは!わたMANです。
私は学生時代の頃、勉強が大の苦手でした。
中学校の試験の成績も学年120人ぐらいいましたが、順位が100番目ぐらいでいわゆる「落ちこぼれタイプ」の学生でした。
高校は私立単願、大学は指定校推薦で入ったので受験勉強という勉強はほとんどしていません。
私は、なぜそこまで勉強が嫌いだったかというと、「何のために勉強しているのか分からなかったから」です。
大人になってから使うか分からないのに勉強したところで、絶対頭に入らないと思いました。
そんな私でしたが、大人になって勉強した知識がすぐ活用できるようになるため、今は平日は毎日5時間、休日は10時間ぐらい勉強しています。
勉強内容としては、「プログラミング・ビジネス・経済・世の中の仕組み」などにまつわることです。
勉強が大の苦手だった私が使った勉強法は「遅延評価勉強法」というものです。
この学習メソッドのおかげて、あれだけ頭が悪かった私が、本業の片手間でブログを初めて月10万円・10万PV達成することができました。
ありがたいことに、最近では知人やSNSのフォロワーさんから「頭いいね」と言われることが増えてきました。
今回はその「遅延評価勉強法」とは何なのか?について書いていきたいと思います。
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「遅延評価勉強法」とは?
「遅延評価勉強法」という言葉はがamachangというjavascrpitを書く人で有名な技術者が作った造語です。
一言で表すのであれば、「必要になったときに、必要なところを勉強する」という勉強法です。
その方の記事の内容がこちらになります。
プログラミングを勉強するときに、本とかドキュメントを読んで一ページ目から順に勉強する人が多い。
たしかに、これもいい勉強方法の一つだとは思う。
でも、僕はこれが苦手だ。
楽しくない。
だから、僕は目的を分割して必要な部分だけ飛び飛びに学んでいる。
ジグゾーパズルを作るみたいな感じ。
ジグゾーパズルを作るときに左上から一個ずつ探していたら時間がかかってしょうがない。
必要なところから評価(具現化)するというところは、遅延評価的なのかなとか思った
厨二病だな
プログラミングに詳しい方であればご存じかもしれませんが、「その値が必要になるときまで計算をしない」という処理の仕方があります。
そのテクニックを勉強にも応用できるのでは?と考えたのが「遅延評価勉強法」です。
遅延評価勉強法で勉強の効率が爆上がりする
LukeSilvia’s diaryという方の記事で、遅延評価勉強法について分かりやすく解説してくださっています。
遅延評価勉強法とは、僕が知る限りでは、id:amachangさんのブログで作られた造語です。元はプログラム用語の「遅延評価」から来ています。
「遅延評価」という言葉を調べてみると、「ある式を、その結果が本当に必要になる時点までは評価しないでおくテクニック」とあります。そのメリットは、「条件次第で捨ててしまうような値を事前に準備することは非効率的である。このような場合遅延評価を行うと必要なときだけ値が計算されるので計算量を低減できる」とありました。
ここから遅延評価勉強法とは、「その知識が必要になった時に初めて勉強する方法」です。もっと言えば、「○○を学んだから××をやってみる」ではなく、「××をやりたいから○○を勉強する」と定義できます。
ここからは憶測ですが、遅延評価勉強法を具体的にやるとすれば、それは、「Webのソースを読む」、「Webからコードを持ってきてごにょごにょいじってみる」ということになるのかなと思います。
ハッカーに「良いプログラマーになるためにやることは?」と聞くと、「ソースを読む」ということが必ずといって良いほどでてきます。逆に、「ソース読んでいない人はだめだ」という表現もよく言われていると思います。
この「ソースを読む」とは、そもそも「これどうやって動いているんだ?」と思って初めて実行するものだと思うのです。つまり、遅延評価勉強法です。
「○○を学んだから××をやってみる」ではなく、「××をやりたいから○○を勉強する」
もっと言えば、「××をやりながら○○を勉強する」というのが一番効率の良い勉強法です。
私はプログラミング言語のC#を独学で学びましたが、サイトや本の一番初めからやっていくのではなく、主に問題を解きながら学んでいきました。
Windowsフォームアプリケーションの勉強をする際も、自分が好きでよくやっていたe-Typingというタイピングゲームのコピーを作りながら勉強しました。
2ch創設者のひろゆきさんも、プログラミングの勉強がてらに2chという掲示板を作ったらあっという間に大手掲示板となりました。
これから分かることとして、遅延評価勉強法は勉強の効率性が段違いに良いということです。
またまたLukeSilvia’s diaryさんの記事でこのことを解説してくださっています。
僕が思う、遅延評価勉強法のメリットは、「投資対効果が極めて高い」ことだと思います。
「遅延評価」に対する言葉として「先行評価」がありますが、「遅延評価勉強法」に対し「先行評価勉強法」があるとすれば、それは、「本を最初から全部読む」とか「言語をやるからにはまず文法だ」とか、従来の日本式の学校での勉強に近いものだと思います。
先行評価勉強法には、「○○をやりたい」に当たる目標がまったくありません。それなのに勉強するということは、「何のために勉強するのか」も分かりませんし、なにより面白くないと思います。そんなことをして覚えたものが役に立つはずもなく、すぐ忘れてしまいます。時間をかけたのに自分のスキルがあがらないので、まったくの時間の無駄です。
一方、遅延評価型勉強法は、先に「○○をやりたい」というものがあり、しかも、それは「今」必要なものなので、にぽたんさんの言葉を借りれば知識欲が伴います。しかも、学んだことがすぐ何らかの形でアウトプットされます。「今」必要にせまられているため、得た知識からソースを書いたりするのは当然ですから。
実際に手を動かしアウトプットすることで、体験を通じて学ぶことができます。ただ書いてあることを読んだだけと、自分で試行錯誤を繰り返し手を動かして学んだ知識のどちらが習得効果が高いかは推して知るべしです。先行評価勉強法には体験すらないのです。
本を最初から全部読む、学校で授業を受けるなどは結局「何のために勉強するのか分からない」ので面白さを感じることができません。
皆さんも「自分の好きなことはすぐに覚えられるけど、嫌いな勉強のことはすぐ忘れてしまう」といった経験ありますよね。
それに対して、遅延評価勉強法は自分のやりたいことが決まった上で、「じゃあこれを勉強すれば良いのか!」と必要な知識が明確になるので、そこだけピックアップして勉強することができます。
勉強しながら手を動かしていくので、頭に入りやすくてすぐに理解することができます。
私は、大人になってから基本的には遅延評価勉強法しかやっていません。
ここまで効率が良い勉強法は、他に存在しないと思ったからです。
遅延評価勉強法は「パラシュート勉強法」とも呼ばれている
元大蔵省官僚で経済学者の野口悠紀雄氏が『「超」勉強法』で提唱したパラシュート勉強法。
これは遅延評価勉強法と同じで、必要になったときに勉強するメソッドです。
山をそのふもとから一歩一歩上っていく=基礎から積み上げるのは、苦しいことである。
「いや、そうやってこそ頂上を極める喜びがある」という人もいるが、そう言える人は幸せな人であり、大抵の人は勉強においてそれを要求されると、いやになってしまう。ー野口悠紀雄ー
基礎がわからなくても、飛行機で山の上空に連れていってもらいパラシュートで頂上に降下する、という手段である。
ー野口悠紀雄ー
「今、できないのは、その前のところがわからないからだ。だから、そこまで戻って基礎からやり直そう」とは考えない。
それまでのことは、当面は無視して、現在の項目について、教科書に出ている例題だけを繰り返し解いて覚える。
家庭教師にでもついてもらって、当面の問題の解き方の手順を教わる→当面のテストで良い点をとる→楽しくなる、という線をねらうのである。ー野口悠紀雄ー
雑な言い方ですが、パソコンでH.P.を見るだけなら、パソコンの立ち上げ方と閲覧ソフトの使い方だけを覚えるだけで十分.....なにもインターネットのしくみやコンピュータ理論から勉強する必要など全くありません。
ー野口悠紀雄ー
本質的な考え方は、遅延評価勉強法と全く変わりませんね。
私はブログを初めて2年以上経ちますが、ブログを開設する前に勉強したことは何もありません。
ブログを作成しながら必要な知識を学んでいきました。
そのため、HTMLやCSSも最低限の勉強だけしかしていません。
ですが、ありがたいことに読者さんから「わたMANさんのブログは綺麗にまとまっていて見やすい」などのコメントをたまに頂くことがあります。
何かモノを作りながら同時に勉強するのが、一番理にかなっていると実感した瞬間でした。
プログラミングを学びたい人は、まず何をしたいのかを決めてからスタートした方がいいです。
独学で勉強するかプログラミングスクールなどに通って勉強するかは、正直好みになると思います。
スクールでも、実際にWebサイトやアプリを作成するコースもあるので、充分効率の良い学習ができると思っています。
あくまでも全員が使えるメソッドではないのか?
そろそろ遅延評価勉強法について一言言っておくか - yasuhisa's blog
例えばこの方は、「何回もやって、やっと分かるもの」というに対して上の勉強法だとうまくいかない場合があるのではないかという疑問を投げかけています。
何回もやってようやくわかるものの例として、大学の勉強を挙げています。
「今必要ではないから」という感じで放置しておくと、そのようなものに対しての理解は深まらないという話をしています。
その意見に対して私が答えるのであれば、理解が深まらないのは「今必要ない知識」だからだと思います。
言い換えると「理解する必要がない」から覚えないということでしょうか。
本当に必要な知識であれば、毎日必死になって勉強するものです。
遅延評価勉強法は、必要になったときにちょちょっとやるから効率的なわけではありません。
その時に最大限のモチベーションで吸収しようとするから、頭に入りやすくなるのです。
まとめ
今回は、必要になったら勉強する「遅延評価勉強法」について書かせていただきました。
この勉強法は、受験を控えた学生さんはもちろんのこと、大人の方にも使っていただきたいと思います。
自分のやりたいことが見つかったら、まず基礎を固める前に飛び込んでみることが成功の近道かもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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