こんにちは!わたMANです。
突然ですが、皆さんは暗記が得意ですか?それとも苦手ですか?
自分が好きな分野であればすぐに覚えられるのに、嫌いな勉強では時間を掛けても中々覚えられないことが多いと思います。
暗記ができないときって大抵はそのことについて理解をしていないことが多い気がします。
理解をしていないから頭にも定着しにくいという負の連鎖が起こっている感じがするので、これを何とかしないといけません。
そこで今回は、東大主席弁護士の山口真由氏が教える「7回読み」勉強法について書いていきたいと思います。
東大主席弁護士 山口真由とは?
札幌市に生まれ、両親と妹は医師である。札幌市立真駒内中学校卒業後に上京して筑波大学附属高等学校で学び[2]、東京大学法学部を卒業した。大学在学中は、東京大学運動会男子ラクロス部でマネージャーを務め、履修科目は全ての評価が優で、3年時に旧司法試験合格し、4年時に「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け、2006年3月に首席で卒業した。
卒後財務省へ入省し主税局に配属されたが2008年に退官し、弁護士登録後2014年まで長島・大野・常松法律事務所にて[アソシエイト]弁護士として勤務した。2016年にハーバード大学法科大学院でディーン・スカラー・プライズを受賞し、LL.M.の学位を取得。[2][3]
現在は東京都港区赤坂の山口法律事務所に所属[4]するほかにタレントとしてテレビ番組へ出演するなどしているが[5]、大学院に入学し大学研究者を目指している[6]。
2017年より日米財団主催の日米リーダーシップ・プログラムの日本代表メンバー(任期2年)[7]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%9F%E7%94%B1
とりあえず経歴を見るだけでも疲れますね(笑)
大学3年で司法試験に合格し、財務官僚となったのちに弁護士に転身。現在は東大大学院で家族法を研究しています。
情報番組のコメンテーターとしても活躍中です。
7回読み勉強法とは?
7回読み勉強法とは、教科書などのテキストを7回読むことで覚える勉強法です。
読み方を回数によって変えることで、テキスト全体の構成から細部までを覚えられるそうです。
その7回読みの回数ごとの読み方を紹介していきます。
1回目 全体の把握
『ここでは「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みましょう。文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握しましょう。こうして、全体像を大まかに感じ取ります。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
2回目 全体の流し読み
『1回目を読んで見出しが頭に入った段階で、全体を流し読みします。項目だけでなく、より細かいレベルで読んでいきます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
3回目 全体の流し読み
『この段階も2回目と基本的に同じです。つまり全体を流し読みしている段階です。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
4回目 文章中のキーワード意識
『ここからは、文章中のキーワードを意識して読みます。よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
5回目 文章中のキーワード意識
『作業内容は4回目と同じです。4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
6回目 文章のディティールに目を向ける
『ここからはディティールにも目を向けます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
7回目 頭の中に定着させる
『6回目を終えたら、頭の中のノートにだいたい本が写し取れているはずです。しかし、まだ鮮明ではないので、7回目でしっかり定着させます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)
人は忘れる生き物である
ここでポイントなのが、人は1回見ただけでは覚えられないと認識することです。
よくやりがちなのは、1回目からテキストの細部まで見て全部覚えようとする勉強法です。
しかし、突出した天才でもない限り、1回で覚えることなんて不可能です。
皆さんは”エビングハウスの忘却曲線”を知っていますか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱したもので、エビングハウスは無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを研究しました。
その結果、人は何かインプットしたときに
20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる
という結果が出ています。
もちろん、何を勉強したかによってこの数値は変わってくると思いますが、確実に言えることは人はどんどん忘れていく生き物であるということです。
そのため、最初から分かろうとする必要なんてありません。
とりあえず最初はざっと流し読みするぐらいの感覚でいいのです。
「7回読み」が合理的な勉強法である理由
前述のように、人はどんどん忘れていく生き物であると説明しました。
そこで必要になってくるのが「復習」をすることです。
カナダのウォータールー大学の研究で、学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻るという結果がでています。
そして次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶がよみがえります。
さらに次は1か月以内に2~4分復習すれば、記憶は復活するのです。
下記の図は、それをグラフで表したものになります。
黒い線がエビングハウスの忘却曲線で、時間が経つにつれてどんどん記憶率が下がっているのが分かります。
対して、黄色の線は復習したことで記憶率が100%になっていることが分かります。
参考文献:https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting
この復習を実践しているのが「7回読み」勉強法です。
1回読んだだけでは絶対に忘れてしまうことを前提として、7回読みことで段々と頭の中に定着させていく方法です。
これは私も高校時代からこのメソッドを使っていますが、充分な効果があると思います。
今は専ら資格の勉強をしていますが、読めば読むほど理解が深まるし、しっかりと記憶に定着している感じがして勉強が楽しいです。
まとめ
今回は、東大主席弁護士の山口真由氏が教える「7回読み」勉強法について書かせていただきました。
わからないことはとりあえずわからないままでいい。
これを念頭に置いておくだけで記憶が一気にできるようになり、読めば読むほど理解が深まります。
スティーブ・ジョブズが言っていた「点と点が繋がる」感覚をつかむことができるのではないでしょうか?
この方法は、暗記が苦手な人こそぜひやって欲しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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