こんにちは!わたMANです。
アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長との首脳会談を予定通り、6月12日にシンガポールで行うと発表しました。
一時は米朝首脳会談の中止を発表していましたが、結局会談を行うということで、初の米朝首脳会談が開催されるということです。
日本人の私達にとっては、今後の行方が目が離せない所です。
ところで少し話は変わりますが、日本と北朝鮮は国交を結んでいません。
アメリカと韓国も北朝鮮と国交を結んでいないので、日本人から見たら多くの国が北朝鮮と国交を結んでいないと思うかもしれません。
しかし、決してそんなことがなく、むしろ日本は少数派です。
多くの国が北朝鮮と国交を結んでいるのです。
そこで今回は、国交とは何なのか?北朝鮮と国交を結んでいる国はどのくらいあるのかについてお話していきたいと思います。
そもそも国交って何?
この記事を読んでいる方の中で、「そもそも国交ってなんやねん」と思っている方がいるかもしれません。
国交とは簡単に言うと、相手を国家だと認めている関係のことです。
日本は、北朝鮮と国交を結んでいないので、北朝鮮を国だと認めていないという状態になります。
国交があると、相互に大使館を設置して、国と国との正式なお付き合いをします。国交を結ばないと大使館がないので、非公式な関係となります。
ちなみに日本は現在195カ国と国交を結んでいます。
日本と国交を結んでいない国は、北朝鮮、パレスチナ、台湾などが挙げられます。
北朝鮮と国交を結んでいる国の数は〇〇ヵ国!!
北朝鮮と国交を結ぶ国は162カ国あります。
これは、意外と多いと思った人もいるかもしれません。
イギリスやドイツやスペインなども国交を結んでいます。
日本やアメリカ、韓国、フランスなどは北朝鮮と国交を結んでいませんが、私達は少数派なのです。
拉致被害やミサイル問題などで北朝鮮に苦しめられている我々からすると、こんなにも国交を結んでいる国が多いのが信じられません。
参考:朝鮮民主主義人民共和国の国際関係 - Wikipedia
北朝鮮と国交を結んでいる国が多い理由
それでは何故、北朝鮮と国交を結んでいる国が多いのでしょうか?
それは、国交==仲良しの国というわけではなく、取りあえず国交を結んでおこうという国が多いからです。
北朝鮮は国連加盟国で、イギリスやドイツなどは、北朝鮮から直接被害を受けたわけではありません。
北朝鮮と国交を結んでいる国の中には、中国やインド、インドネシア、マレーシアなどの昔からの友好国があります。
これらの国は、第二次世界大戦後のアメリカとソ連が対立した東西冷戦時に、その2カ国のグループから離れて第三のグループとして形成していた国々です。
このように北朝鮮は、日本やアメリカなど仲があまり良くない国もあるが、中国やインドなど仲の良い国も存在するということです。
そして、北朝鮮から遠く離れた国は関心が薄く、直接被害を受けたわけでもないので、取りあえず国交を結んでおくといった形を取っているのです。
北朝鮮に自国の大使館を置いている国
興味深いサイトを見つけたので参考にさせていただきます。
北朝鮮と国交がある国・ない国・大使館設置国の全リスト(50音順) | じじろぐ
北朝鮮の首都である平壌に自国の大使館を置いている国は、全部で24カ国あるそうです。
(ちなみに…大使館とは、簡単に言えば自国とその国との関係を維持するための機関です。政府の外国における活動の全般的な調整と監督に責任を持ちます。)
アジアでは、イラン、インド、中国、ベトナムなど計12カ国。
ASEAN10カ国のうち、半分が平壌に大使館を置いているそうです。
ヨーロッパでは、イギリス、ドイツ、ロシア、スウェーデン、ポーランドなど計8カ国。
アフリカでは、エジプトとナイジェリア。
アメリカ大陸では、キューバとブラジル。
イギリスやドイツなども置いていることに驚きました。
まとめ
今回は、北朝鮮と国交を結んでいる国が160カ国以上あることについて衝撃を受けたので記事にしました。
我々は北朝鮮に対して、酷い国というイメージが染みついていますが、北朝鮮から遠くて関係が薄い国にとっては、取りあえず国交結んでおこうという程度のものでありました。
北朝鮮の国交については、池上彰さんの本で詳しく書かれているのでぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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