こんにちは!わたMANです!
今回は日常ではあまり聞きなれない「キャッシュフロー・クワドラント」という言葉について解説していきたいと思います。
皆さんは『金持ち父さん貧乏父さん』という本をご存知ですか?
こちらの本はパーソナルファイナンス専門の作家で大学講師であるロバート・キヨサキ氏が、全く違うタイプの父親2人を例に挙げてユニークな経済論を展開していくという内容の本です。
全世界で1000万部、日本国内でも100万部以上、51ヵ国語に翻訳、109ヵ国で紹介された大ベストセラーです。
この本はシリーズ化されており、多くの関連本がありますが、その中で「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」という本の内容を解説したいと思います。
激動する世の中をこれからどのように生きていけばいいのか?
経済的自由を手に入れるためにはどうしたらいいのか?
もっと簡単に言えば、どうしたらお金もあって時間もある夢のような暮らしができるようになるのか?
「キャッシュフロー・クワドラント」は、お金持ちになるための基本的な考え方を知ることができます。
知っている方も多いと思いますが、もう一度おさらいする気持ちで読んでみてください。
- キャッシュフロー・クワドラントとは?
- E(従業員)とS(自営業)の特徴
- B(ビジネス・オーナー)とI(投資家)の特徴
- 左側と右側のクワドラントの違い
- 4つのクワドラントそれぞれの考え方の違い
- 経済的・時間的自由が欲しいならばビジネス・オーナーか投資家になれ!
- まとめ
キャッシュフロー・クワドラントとは?
まずキャッシュフローとは「お金の流れ」、クワドラントは「4等分」という意味です。
それぞれE(従業員)、S(自営業)、B(ビジネス・オーナー)、I(投資家)の4つのクワドラントに属する人のお金や仕事に対する考え方の違いについて論じたものです。
E(従業員)クワドラントとは?
E(従業員)は全体の約80%を占めます。
サラリーマン
OL
パート
フリーター
公務員
などが従業員として挙げられます。
S(自営業)クワドラントとは?
S(自営業)は全体の約14%を占めます。
医者・弁護士・会計士
美容師
芸能人
スポーツ選手
ライフプランナー
中小企業の社長
などが自営業として挙げられます。
B(ビジネス・オーナー)クワドラントとは?
B(ビジネス・オーナー)は全体の約1%を占めます。
大企業のオーナー
フランチャイズ
などがビジネス・オーナーとして挙げられます。
I(投資家)クワドラントとは?
I(投資家)は全体の約5%を占めます。
金融投資(株式・外資・先物)
不動産投資
事業投資
などが投資家として挙げられます。
E(従業員)とS(自営業)の特徴
ここで左側のE(従業員)とS(自営業)について考えてみましょう。
これらのクワドラントは基本的に以下のような特徴を持っています。
・時間の切り売りでお金を得る
・お金を稼ぐほど忙しくなる
・収入UPに伴い労働時間が増加
・自由な時間が少ない
つまりお金が欲しければ多くの時間を消費しなければなりません。
B(ビジネス・オーナー)とI(投資家)の特徴
続いて右側のB(ビジネス・オーナー)とI(投資家)について考えてみましょう。
これらのクワドラントは基本的に以下のような特徴を持っています。
・お金を稼げば稼ぐほど時間が増える
・収入UPに伴い労働時間は減少
・自由な時間がある
つまりお金があって時間があるという夢のような状態なのです。
左側と右側のクワドラントの違い
左側のクワドラントと右側のクワドラントでは大きな違いがあります。
それは収入を得る方法です。
下記の図をご覧ください。
左側のクワドラントは自分自身の働きが収入になる労働収入型です。
一方右側は自分以外のものの力を使って収入を得る権利収入型です。
自分以外のものを働かせることができると、労働力や時間を消費せずともお金を得ることができるようになります。
つまり労働収入型は自力、権利収入型は他力です。
自分で労働力や時間を割いて稼げる収入には限界があり、それを他力で働かせることで収入の差が大きく開くということです。
4つのクワドラントそれぞれの考え方の違い
E(従業員)クワドラントの考え方
・「安定」や「充実した福利厚生」を求める
・恐怖を感じると、人は安定を求める言葉をよく使う
・お金に興味がないと言う
・お金が全てではないと言う
・何かと見返りを求める
・リスクを負うことが嫌い
・投資を嫌がる
S(自営業)クワドラントの考え方
・人に使われるのが嫌い。自分のやりたいことをしたい
・自分の収入を他人に依存するのが嫌
・自分が働いた分の対価をきっちりと得たい
・完璧主義者であることが多い
・その仕事をこなせる人は自分にしかいないと思っている
B(ビジネス・オーナー)クワドラントの考え方
・他人に積極的に仕事を任せようとする
・4つのクワドラントのすべてから優秀な人材を集めて自分の周りに固めておきたいと思う
・他人の上に立ってリーダーシップをとる能力がある
・安定ではなく、経済的・時間的自由を得ることが大事
・好きな言葉「人を雇ってやってもらう、しかも自分でやるよりも上手く。そうすれば自分でやることは何もない。」
I(投資家)クワドラントの考え方
・お金でお金を作りだす
・お金が自分の代わりに働いてくれるので、自分で働く必要はない
・投資が危険なのではなく、無知であることが危険
・負債でなく、資産に投資する
経済的・時間的自由が欲しいならばビジネス・オーナーか投資家になれ!
これまで解説してきてお分かりであると思いますが、お金に余裕があってかつ時間も沢山あるという状態にするには、
右側のクワドラントであるビジネス・オーナーか投資家になるしかありません。
左側のクワドラントである従業員と自営業の人はいつまでたっても経済的・時間的自由の両方を得ることができません。
しかしスポーツ選手や芸能人、医者になりたいという夢があり、何かのプロフェッショナルになりたいと思う人は自営業や従業員の方が向いているかもしれません。
どのクワドラントが一番良いという正解はありません。
自分で好きなクワドラントを選んでそれで満足しているならば、他人は口出し無用です。
多くの人々は本当に満足しているの?
個人的な考えですが、多くの人が現状左側のクワドラントに属していますが、本当に満足して働いている人の割合は結構低いと思います。
給料が不満であったり、残業・休日出勤で時間がないという人も少なくはないでしょう。
従業員として働けば毎月一定額の給料がもらえるため、確かに安定はしています。
ですが、急激に給料があがることはまず考えられないので、このままずっとお金のために時間を捨てて働くことになります。
「お金に興味ない、お金以外に大事なものがある」と言いながら、人生の大半の時間を費やしてお金のために一生懸命働くことになります。
これって結構矛盾していると思います。
それならば、右側のクワドラントになって経済的・時間的自由を手に入れた方が遥かに幸せな暮らしが送れるでしょう。
まとめ
今回はお金持ちになるための考え方である「キャッシュフロー・クワドラント」について解説しました。
これは今社会人として働いてる人はもちろんのこと、まだ就職していない学生にぜひ知って貰いたい考え方です。
若いうちにこの考え方を知っておくと、将来の働き方を考えたときに今やるべきことが見えてくると思います。
大ベストセラーの本なので、一度手に取って読んで見ることをおすすめします。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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