こんにちは!わたMANです!
先日、東京メトロの千代田線で女性専用車両に男性3人が乗り込み、駅員が注意したにも関わらず男性3人は居座ったというニュースがありました。
男性客はあえて女性専用車両に乗り込み、駅員とトラブルを起こしたことによって電車が12分遅延することになりました。
参考:女性専用車両に男性数人が乗り込みトラブル。通勤ラッシュ時の千代田線が12分遅れる (ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
このニュースに関してネットのでは、
「頭おかしすぎる」
「こうゆう人達って捕まえられないの?」
というような声がありました。
日頃から女性専用車両のトラブルは多発しており、大きな問題となっていますが、
果たして女性専用車両に男性が乗ったら法律違反になるのか気になりませんか?
今回はその疑問について解説していきたいと思います。
- 女性専用車両に男性が乗ったらどうなる?
- 鉄道営業法というものがあるが…
- 違反じゃないけどそれってどうなの?
- 女性専用車両に反対する会
- 女性専用車両の問題は沢山ある
- 女性専用車両問題の解決策は?
- まとめ
女性専用車両に男性が乗ったらどうなる?
結論から言えば、女性専用車両に男性が乗っても違法にはなりません。
有名な話なので、知っている方も多いと思いますが、女性専用車両はそこまでの強制力はありません。
あくまでも鉄道会社が、「痴漢対策のためにご協力お願いしますね」というような任意協力の上で成り立っています。
なので、先日のニュースのように男性が女性専用車両に乗車したからといって、簡単に逮捕できるわけではありません。
鉄道営業法というものがあるが…
鉄道営業法(てつどうえいぎょうほう、明治33年3月16日法律第65号)は、鉄道の職制、運転、運送等に関する日本の法律である。所管官庁は国土交通省。直近の改正は2006年3月31日における改正。
鉄道営業法の第34条の2項で…
『婦人の為に設けたる待合室及車室等に男子妄に立入りたるとき』
なにを言っているのかよくわからないですが、
要するに「婦人のために設けた待合室や車両などに男性が立ち入った場合は罰金」という決まりです。
女性専用車両は一見この規則に当てはまりそうですが、各鉄道会社は一般的にこの規則は現在の女性専用車両には適応されないとのことです。
そのため現在の日本の法律では、女性専用車両に男性が立ち入った場合でも強制的にそれを取り締まることができないというのが現状です。
違反じゃないけどそれってどうなの?
違反じゃないとしても男性が故意的に女性専用車両に乗るのはどうかと思ってしまいます。
日本のルールとして法律を守ることは大前提ですが、社会で生きていくためには"モラル"を守らなければいけません。
男性が女性専用車両に乗ることは違反ではありませんが、モラルに反している行為だと思います。
社会のモラルなどを全く気にしない方は、女性専用車両に乗っても構わないですが、普通の人なら余計なトラブルを起こす火種になるので、止めておきましょう。
女性専用車両に反対する会
世の中には女性専用車両に反対する勢力というのが存在します。
例えば『女性専用車両に反対する会』といった団体があります。
この団体はしっかりしたホームページまでつくっており、国土交通省への訪問や街頭演説等をして反対運動をしています。
この方々はあえて女性専用車両に乗り、女性客とトラブルになった映像がネット上に多数アップされていたりします。
こちらは女性専用車両に反対する会がテレビで特集されたときの映像です。

一見迷惑団体に思えるが…
あえて女性専用車両に乗る行為は、女性客を不快にさせているようにしか思えないですが、この行為をする理由として彼らなりの意見が書いてありました。
女性専用車両は「専用」と名がついていても、実際は「任意協力」であり、年齢・性別・障害の有無に関わらず、誰でも乗れる車両です。そもそも公共交通機関において、「性別」という本人の意思では如何ともしがたい、生まれつきの属性で男性を排除し不公平に扱うような車両など、法的にも本来作れませんが、鉄道事業者は利用客をだます形でこのような、誰でも乗れる車両に「女性専用車両」という名前を付けて、あたかも強制的なものであるかのように思わせ、「利用客が勝手に協力しているだけ」 ということにして、うまく片付けようとしているわけです。
私達の目的は、そうした鉄道事業者のウソを許さないために、男性が本当に任意で乗車できるようにすることです。
だから私達は、男性が女性専用車両に乗りこんでも、全くトラブルにならない状況になることを望んでいます。
もう一度言いますが、乗り合わせた女性客を攻撃するために乗車しているのではありません。
彼らは女性専用車両はあくまでも誰でも乗れる車両であり、鉄道会社はそれをあたかも強制的に思わせているのではないか?
というような意見を言っています。
動画でも語っていたようにこれは「男性に対する差別である」とまで言っており、女性専用車両の問題を深刻に捉えています。
女性専用車両の問題は沢山ある
女性専用車両に反対する会の人の話にもありましたが、女性専用車両の問題はまだまだ山積みだと思います。
そもそも任意のはずなのに「専用」と書いてしまっていることが、誤解を生む原因でもあります。
国民生活センターでは、過去に裁判で女性専用車両の違法性を否定した事例も上がっています。
ルールとモラル
ルールとモラルは違います。
日本は法治国家なので、そのルールに基づいて生活するのは当たり前です。
しかし、モラルは人それぞれの価値観の元に形成されていくものなので、
ルールとモラルをごちゃ混ぜにしたら話がややこしくなります。
女性専用車両はまさにそのような状態でしょう。
女性側は「女性専用車両に男性乗るのはおかしい」というモラルでの言い分ですが、
男性側は「法律違反ではないから別に乗っても問題はない」というルールに則った言い分です。
現状裁判では違法性がないと判決が出ているようですが、モラル側の言い分が無くなることはなさそうです。
女性専用車両問題の解決策は?
以前僕の記事で書きましたーーーー
女性専用車両の問題点について幾つか挙げて、その後解決策を自分なりに考えました。
なので気になる方は見てください!!
まとめ
女性専用車両についていろいろお話してきましたが、女性専用車両の推進派も反対派の人も共通認識なことが一つあります。
それは、「痴漢は絶対にしてはならない」ということです。
そのことを念頭に置いて反対運動などをやっているわけです。
彼らを擁護するわけではありませんが、彼らの行動は必ずしも全否定されるべき行いではないかと思います。
やり方はいかがなものかと思いますが、女性専用車両問題についての議論を活発化させるためには、彼らのような人たちが必要になってきます。
すべての人々が差別なく暮らしていけるようにするために、我々も日頃からこのような問題について考えることが重要であると思いました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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