こんにちは!わたMANです!
今の時代は世の中に数ある情報があふれている中で、情報の取捨選択や検索能力が必要になってきます。
近年でスマートフォンが一気に普及して、書籍や人に聞くよりも"ググる"方が素早く情報を得ることができます。
過去の記事でググることの大切さを記事にしました。僕は人に聞く前にまずはググるようにしています。
しかし、最近の10代の女子は"ググる"ではなく、"タグる"という行為をよくしているみたいです。
ググることが当たり前だと思っていた時代からさらに進化していたのです。
果たしてこの"タグる"とは何か?
"ググる"ではなくタグるへシフトチェンジした理由について書いていきたいと思います。
- タグるってなに?
- ユーザーが情報を拾い集めていく時代
- インスタグラムの台頭
- #タグには大きく3つの分類がある
- 『クリシェ』とは?
- ファンを獲得するための#タグの付け方とは?
- 菅本裕子さんの「タグる」に関する見解がタメになる!
- タグってからググる!?
- まとめ
タグるってなに?
『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~』の著者であり、
電通メディアイノベーションラボ副主任研究員として活躍されている天野彬さんは、
著書の中で「ググる」から「#タグる」へという視点をポイントに挙げています。
「#タグる」というのは"#タグ(ハッシュタグ)"の意味と、情報を"手繰り寄せる"という意味の2つのニュアンスが含まれているそうです。
ユーザーが情報を拾い集めていく時代
2000年代はGoogleやYahoo!等の検索エンジンがインターネット上の情報を整理してきましたが、
現在はSNS上でユーザー同士が情報をシェアして、それをユーザーが拾い集めていく時代に変わったと天野さんは言います。
SNSを利用する人の数多くは、情報を探す場所として使っており、10代の女性はその傾向がさらに強くなるそうです。
今まで検索エンジンで情報を探していましたが、SNSの普及によってそれが変わりつつあるのです。
インスタグラムの台頭
2017年に「インスタ映え」で流行語大賞をとったインスタグラムが若い女性の人気を集めて、
写真でコミュニケーションをするという文化が一気に出来上がりました。
このインスタグラムを上手に利用するためには、#タグることが物凄く重要になってきます。
インスタグラムとTwitterの違い
インスタには#タグ検索があるので、例えば「#パンケーキ」と検索するとパンケーキの写真が沢山でてきます。
Twitterにもこのような#タグ検索は存在します。Twitterで「#パンケーキ」と検索したらパンケーキに関するツイートが沢山でてきます。
しかし、インスタとTwitterの大きな違いはRT(リツイート)機能が存在するかしないかです。
インスタにはRT機能が存在しないため、自分のアカウントへの誘導の手段が「#タグる」ことです。
インスタで写真を投稿する際に、説明欄の文章のところに#パンケーキと書いて投稿すすると、他の誰かが#パンケーキと検索した時に、自分の写真がでてきます。
このようにインスタでは、フォロワー以外の人から写真を見てもらうようにするために、#タグることが必須になってくるのです。
#タグには大きく3つの分類がある
天野さんは#タグには『オブジェクトレベル』、『メタレベル』、『クリシェ』の大きく3つの分類に分けられると語ります。
『オブジェクトレベル』とは?
映っているモノを説明する#タグ。
撮影しているものがパンケーキであれば、「#パンケーキ」という#タグをつける。
見たままのモノを#タグにするのがオブジェクトレベルです。
『メタレベル』とは?
映っているモノは関係なく、自分自身の感情を表した#タグのことです。
例えば、、、
参考:https://www.eggsnthingsjapan.com/sp/menu-grand/pancakes
このようなパンケーキであれば、
「#美味しい」、「#生クリーム盛りすぎ!」等、自分の自由な感情を表すときに使います。
天野さん曰く、日本のインスタでは『メタレベル』の#タグを使う人が多く、これは日本のツッコミ文化が影響しているのではないかと仮説を立てています。
『クリシェ』とは?
『クリシェ』とは「常套句(決まり文句)」という意味。
例えば、「#〇〇好きな人とつながりたい」、「#フォロワー募集中」等、他の人と繋がるためのサインとして使われることが多いです。
ファンを獲得するための#タグの付け方とは?
多くの人に見てもらうためには#タグの付け方が重要になってきます。
前述で紹介した3つの#タグの中で、「メタレベル」のタグで検索されることは少なく、「オブジェクトレベル」や「クリシェ」で検索されることが多いと天野さんは語ります。
したがってアクセス数を伸ばすためにはその2つの#タグを意識しましょう。
確かにそれでアクセス数は伸びるかもしれませんが、フォロワーになってもらうためには「メタレベル」の#タグを工夫することが重要だそうです。
インスタでは3つの#タグを上手く組み合わせながら投稿することがコツだと言うことですね。
菅本裕子さんの「タグる」に関する見解がタメになる!
元HKT48で卒業した後は自社のコスメブランドを立ち上げたり、SNSやイベントでのモテ講座やメイク講座が話題となり、若い女性の支持を集めている菅本裕子さん。
そんな菅本さんが「タグる」について独自の見解をしており、それが非常にタメになるので、一部抜粋したいと思います。
10〜20代女子は、きっと皆さんの想像以上に「タグる」使っています。リアルな口コミを気軽に見れるからです。新商品が出たら必ずタグる。私は今行きたいラーメン屋さんの名前をタグ検索して「最新投稿」からどれくらい並んでるかな〜、とかも見ます。海外の今の天気を見たりもします。これは私がヘビーユーザーだからではなく、みんなそうです。
「タグる」が一般化してるので、私は、インスタは自分がフォローしてほしい層がどんな「タグる」をしてるのかな、どんな仲間を集めたいかなって考えて、それに合わせたタグを付けて発信していると、価値観の近い人が比較的集まりやすいので、炎上しにくいし自己ブランディングには最適だと思います、タグる最高( ◠‿◠ )
若い女子の中ではググるよりまずはタグるのが常識
調べたいワードをググると、検索ページの一番上にくるサイトが1年以上前だったりすることがあると思います。
一方で、インスタの#タグ検索はリアルタイムでの口コミを聞くことができるので、情報の信憑性が高いのです。
また、炎上しない自己ブランディングの方法としてタグるを使っているという点にも納得がいきました。
このコメントで一番驚いたのは、10代や20代の女子が当たり前のようにタグることをしているという事実です。
実際、最近の若い女性はググるよりタグる人の方が多くなっているでしょう。
少なくとも若い女性の中では、「まずはググる」という時代から「まずはタグる」という時代にシフトチェンジしつつあるでしょう。
時代はどんどん変化していきます。
タグってからググる!?
例えばインスタで#パンケーキと検索して、「このパンケーキ食べたい」と思って情報をインプットしてからGoogleで店の住所などを検索する。
といった、初めにタグってからググるというような流れが標準化させつつあると思います。
SNSの方がリアルタイムで新しい情報がすぐに入ってきて、今の流行をすぐに捉えることができます。
そのため、まずはSNSで情報を収集してからGoogleで細かい情報を検索するという流れが、今の時代では正しい情報収集のあり方なのかもしれません。
まとめ
今回は最近の10代女子は、"ググる"より"タグる"に変わってきているというお話をしました。
タグることで不特定多数の人と情報がシェアできるようになり、自分で情報を拾い集めてくるような情報検索の仕方に変わりました。
情報検索の仕方は変われど、メディアリテラシーの重要性は無くなったわけではありません。
"ググる"と"タグる"の組み合わせで、世の中にある数多の情報から真意を見抜く力を付けていくことが、これからの時代には必要になってくると思います。
SNSと検索エンジンを上手に使える人間になりましょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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